前書き
今日はタイトルにもあるように
妊娠中の体重管理
について看護師の奥さんを中心に解説していきます。
奥さんの実体験も多く書かれているので、
今妊娠中の方の参考になればと思います。
では、行きましょう。
まずはまとめからスタートです!
<この記事のまとめ>
「今日話す事」
・妊娠中の体重増加で気をつけること
・つわりの時の注意事項
「見て欲しい人」
・妊婦さん
・妊婦さんをパートナーに持つ男性
「結論」
・妊娠中の体重増加・ダイエットには気をつけよう
・つわりの時は食べられるものを食べよう
・低出生体重児は何とか避けましょう
ではここから本編に入ります。
まずは如何に「妊娠中の体重管理」が大事かについて、話をしてもらいます。
妊娠中の体重管理の大切さ
今日も絶賛妊娠中の私がお話ししていきます。
さっそくですが、皆さん。
「妊娠中って、どれくらい体重が増えて良いか、知ってますか?」
皆さん、インスタやFacebookなどで
とたくさん記載されている方がいました。
とはいえ。
普通妊娠するとベビーさんの分も体重が増えるのは当然ですよね?
つまり、
というラインが決められているんです。
・体重増加による影響
というのも。
あまりにも体重が増えすぎると様々なリスクがお母さん、そしてベビーさんを襲うことになります。
具体的に病気の名前を出せば、
お母さんには
妊娠高血圧症候群
(妊娠中に高血圧になり腎臓など臓器に影響が出る病気)
などと言った病気が襲いかかってきます。
詳細は割愛していますが
「糖尿病」や「高血圧」に、年齢が若いのにかかってしまう
ということです。
さらに影響を受けるのはお母さんだけでなく、
お腹の中のベビーさんにも影響が出てきます。
ベビーさんは巨大児(出生体重が4000g以上)で生まれてくるリスクがあります。
とはいえ、体重を抑え過ぎるのも問題です。
・体重が増えていない場合の影響
ここまでは体重増加で起こるリスク・問題点を紹介してきました。
ただ反対に、
妊娠中の食事摂取量が少ないと、ベビーさんに栄養が届かず発育に影響がでます。
結果的に
低出生体重児(2500g以下)で生まれたり、
お母さんも貧血となり出産を乗り切る体力が不足
してしまいます。
ただ、インスタとかを見ると、最近は体重が増えすぎるよりも
とアピール(?)されているお母さんもいる様なのですが。
むしろ
と不安になります。。。
では、私達は、一体どのくらいの体重増加を目指して食生活を送っていけばいいのでしょうか。
・体重増加の目安
妊娠初期に、大まかに助産外来で体重増加の目安を伝えられます。
以下の写真が、あくまでざっくりとした、妊娠中の体重増加の目安です。
このように、妊娠前のBMIによってかけられる体重増加制限が異なります。
・妊娠前の体重について
妊娠中の体重増加
には注意がいる、ということはわかりました。
では、妊娠前の体重は、妊婦さんやベビーさんへの影響は全く関係ないのでしょうか。
そもそも妊娠前の体重でも
BMI<18.5の女性は
切迫早産・早産・低出生体重児分娩のリスクが高い傾向
があります。
難しいことばが多いですが、要するに
痩せすぎは良くない、ってことです
(私は悠々セーフ!)
*切迫早産についてはこちらを確認!*
逆に
BMI>25では、
妊娠高血圧・糖尿病・死産・巨大児・神経管閉鎖障害などのリスクが高くなってきます。
ではいよいよ、妊娠中の体重調整の難しさのお話をしていきましょう!
妊娠中の体重管理の難しさ
さて。
私の場合は、体格区分がふつうに分類されたため、
妊娠期間は7−12kg増加が可能
ということになります。
妊娠初期の段階で助産師さんからは
出産後体重戻すのが大変になるから体重10kgほどを目安に頑張ってくださいねー
と言われました。
始めは
なんてのんきに返事していました。
なにせ今まで妊娠前はぼちぼち間食はしていたものの(お菓子大好き!)、食べ過ぎてもそこまで体重が増えることはなかったmasa妻。
なんてのんきに考えていました。
これが、後に
と旦那さんに泣きつくことになるのですが。。。
体重管理の難しさ。
私も今、身をもって感じています。
この記事を書いている現在、私は妊娠9ヶ月。
まもなく10ヶ月を迎えるところですが、
妊娠前より既に7−8kg増加中であります。。。
当初の目標としては、+8kg台にとどめときたかったんですが、もはやそれは難しそうですね(^^;)
〜目標となる体重増加目安〜
では次に。
ある程度は体重が増えてもいい、とは言いましたが、
なぜ体重が増えるんでしょうか?
だけでなく、少し詳しく勉強してみましょう。
なぜ体重は増えるのか?
妊娠中の体重のメカニズム
妊娠中に体重が増える内訳を、臓器・部位毎に表すと、次の様になります。
・子宮+1kg
・胎児+3kg
・羊水+500g
・胎盤+500g
・血液増加+2kg
・脂肪+1kg
もちろん上の表はあくまで目安、なのですが。
この目安で計算すると、合計して8kgの増加は必要量、ということになりますね。
上の様に臓器・部位で体重が増える背景には。
妊娠に伴って胎盤より分泌されるホルモンが原因です。
このホルモンが体内に脂肪を蓄える働きを持ち、
さらに
お産の出血に備え体内の血液量が1.4倍にまで体が防衛反応で増やしていくそうです。
と、ここまで少し体重増加はしてもいい、
という書き方をしてきましたが、
他の妊婦さんの今後のためになれば、と、ここからは少し恥ずかしいのですが、
自己を振り返る目的にても妊娠期間の体重増加についてまとめてみます。
masa妻の妊娠中の体重増加
こちらが私の体重増加経過のまとめになります。
妊娠3ヶ月−妊娠4ヶ月 +0.3kg
妊娠4ヶ月−妊娠5ヶ月 +3.4kg ええええ Σ(゜ロ゜;)!!
妊娠5ヶ月−妊娠6ヶ月 +1.3kg
妊娠6ヶ月−妊娠7ヶ月 +1.1kg
妊娠7ヶ月−妊娠8ヶ月 +1.1kg
妊娠8ヶ月−妊娠9ヶ月 +1.0kg
ただ、思い返すと仕方ないかなぁ・・・という所も
あります。
と、いうのも。
実はその時期は
つわりが終わり安定期に入った頃で、
本当にごはんがおいしく感じた頃
でした。
つわりと言っても私の場合、
重症の方と比べるとつわりがひどくなく、ー1kgほどしか減少しない程度でした。
ひどい方だとー5kg、−10kg減少した方も聞くため個人差があるようです。
食事だけでなく水分摂取もできない場合は生命の危機にも直面するため入院となることもあるみたい
つわり、、ぜんぜんしんどくなかった訳じゃありません!!
普段普通に食べているものが急においしくなくなります。
(だから男性陣も、「わがまま」と思わないで下さいね!)
昨日まで食べられていたのに!!
好きなものなのに!!
というのも当然あります。
ここからつわりの実体験をお話ししようとおもいますが、
あくまで私個人の実体験なので、人によってタイプ差があると思いますが、少しでも参考になれば幸いです。
ではいきますね。
つわりの実体験
まず基本的に匂いに敏感になりやすく、よく言われるごはんやお弁当の匂いがしんどくて全然食欲わきません。
ましてや旦那さんが飲んでいる珈琲の匂いもダメになり、
「珈琲やめて、、、」
とまで言ってしまいました。
さらに、私自身も今まではお茶大好きだったのに、
お茶単独で飲むと嘔気が増し飲めず、ポカリやジュースなど飲めるものを飲みました。
もちろんスポーツ飲料は糖分がお茶よりも多いので、糖尿病などリスクが高くなりますが、
助産師さんには
と伝えられたので探り探りで食べられるものを探していきました。
私が比較的つわりの時に摂取しやすかったものを紹介します。
★つわり期にmasa妻が摂取しやすかったもの★
・ゼリー
・パン
・ビスケットなどのお菓子
・そうめん
・フルーツ
・コンビニのおにぎり
・意外とマクドやケンタッキーのポテト
旦那さんの優しいアピールとして、
私のつわり期に旦那さんが飼ってきてくれたものの写真を載せてみます。
私がつわりで仕事を早帰りした、という連絡を入れた時。
旦那さんが仕事帰りに帰ってきてくれたものです。
どれがはまるかわからなかったので、手当たり次第買ってきました
実際症状は軽かったものの、
嘔気嘔吐なんて小学校ぶりだったのでしんどかったー、、、
つわりの症状自体を考えないようにするけど、自然と嘔気の波が押し寄せてきて、、仕事中も消毒の匂いやその他もろもろの匂いにやられ嘔気と戦っていたのを覚えています。
同僚の方で妊娠経験ある方は
と声かけて下さる方が本当に多く、本当に助かりました。
私もこれから妊婦さんに対して優しくしようと決意しました★
その時期の旦那さん目線はこちらの記事を参考にしてください!
そんなつわりが終わって・・・
そんなつわり期が終了した頃に、何故体重が増えたのか。。。
なんでも気にせず食べれるので食べたいものが浮かぶ浮かぶ。
食事に対する意欲も高まっているので私は食べたいものが食べれるまでずっとその食べ物のことばかり考えてしまっていました。
助産師さんからもさすがに
と注意を受けました。
その一言で、
と焦りだし、以降は食事内容や量を気をつけました。
以下が、私なりに気をつけたポイントです。
<ポイント>
・食事内容はバランス良く
・水分を多めにとり、食べ過ぎないようにする
・お菓子などは食べてもそこまでおいしくない、と言い聞かせる
・間食したい時はお菓子ではなく果物やヨーグルトを選択
・毎日体重計にのり増えすぎた翌日は食べ過ぎないよう軽めに制限しました。
実際「妊娠・出産の勉強のために買った」本にはこんなことも書いてありました。
<体重管理を成功させる4つの生活習慣>
1.3食を規則正しくたべる:食事を抜くと、次の食事で食べ過ぎてしまうので注意。
2.薄味のものをゆっくり食べる:ふだんから薄味、ゆっくり良くかんで食べることが重要
3.こまめに体重を量る:時間・曜日を決めて出来れば毎日体重を図る
4.適度にからだを動かす :妊娠中期以降、ウォーキングやマタニティーヨガなど、適度な運動を習慣にするのもよい
特に
妊娠8−10ヶ月の後期を呼ばれる時期は体重が増えやすい
のでこまめに体重チェックが必要になります。
ここで、私が妊娠中に逐一読んで勉強・安心した本を一部紹介します。
・妊娠中に読んだ本
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こちらはカラー付きのイラストで、本当に細かいところまで詳しく書いてあります。
また、いいな、と思ったのはお母さんのため、だけでなく、
その時期のお父さんにして欲しいこともポイントとして書いてあったりします。
育児はもちろんですが、妊娠・出産もお父さんと協力して立ち向かうのが大事だと思います
(私もまだまだゴールはしていませんが・・・)
その意識をお父さんに持ってもらうためにも、凄くおすすめの本です!
お腹の中にいるときから生活習慣病に!?
最後に、少し驚きの情報を。
実は
生活習慣病の素因は、
受精時・胎芽期・胎児期・乳幼児期の栄養状態で形成され、
低栄養or過栄養の環境に曝露されると、
その後の生活習慣の付与で生活習慣病が発症する
という節が提唱されています。
難しいことばですが、結局やっぱり
ってことです!
また、海外の報告ですが、
男児で2500g未満の低出生体重児は、
成人後に肥満が約2倍、
女児の低出生体重児では1.7倍発症する
なんて報告もあります。
また、低出生体重児は糖尿病・高血圧・脂質異常症などとも関連する、と言われています。
なんと、
2500g未満で生まれた子(女性)は、
2500-4000g未満で生まれた子よりも妊娠糖尿病に約6倍なりやすかった
なんて報告まであるくらいです。
小さく産まれたのに、成人では肥満の方がなりやすい病気になってしまうんですね。
やっぱり、
「胎児のやせすぎ」=「妊娠中の体重が増えなさすぎ」
も良くないってことですね。
後書き
今日の記事はいかがでしたでしょうか。
最後にもう一度、今回の記事のまとめです。
<この記事のまとめ>
「今日話す事」
・妊娠中の体重増加で気をつけること
・つわりの時の注意事項
「見て欲しい人」
・妊婦さん
・妊婦さんをパートナーに持つ男性
「結論」
・妊娠中の体重増加・ダイエットには気をつけよう
・つわりの時は食べられるものを食べよう
・低出生体重児は何とか避けましょう
私は現在妊娠9ヶ月ですが、
今まで食べていたように摂取してるとすぐに体重増えます。
ウォーキングなどは、負担にならない程度にしていたものの、お腹が大きくなると今まで歩いていた歩数が歩きにくくなり、自然と運動量が減ってしまいました。
正期産の時期に入ったら、何が何でも運動しまくろうと思っています|ω・)
ただ難しいことに。
体重増加しすぎるのはダメですが、
気にしすぎてストレスになってもダメ
赤ちゃんへの栄養が滞ってもダメ
なので、ほどほどに。。
ではまた次回の記事でお会いしましょう。
2021/1/10 masa家より
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