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医師初期研修マッチングとは
先ほど少しお話ししましたが、医師初期研修マッチングとは、医学部6年生が卒業した後の最初の2年間、国がきちんとした医師になるための研修期間として【初期研修期間】を指定しているのですが、その研修先を決めるシステムの事です。
過去のデータを調べて見たら、よほどうれしかったのかその時のスクリーンショットが残っていました(個人情報なので載せられませんが)。つまり、言ってしまえば医学生にも他職種でいう就職活動が必要になるっていうことですね。
医師初期研修マッチングの試験内容とは
医学生はただでさえ忙しい学生生活の合間を縫って(基本的には長期休みを利用)病院見学をして初期研修先にふさわしい病院を探していくのですが(病院見学についてはこちら)、ただ決めるだけでなく試験に受からなくてはいけません。他の医学生よりも自分が選ばれる必要がある訳です(有名病院であればあるほどに)。
もちろん病院によって違いますし、見学だけで終了という病院もあります。また、見学に来てもらった時点で内定が出る初期研修病院もありました。
人気がある病院でも早い者勝ちな病院があるので注意してくださいね?
またmasaが受けた別の、これまた有名市中病院は心理テストみたいなものもありました。自慢ではないですが、恐らくその病院も後日「なぜうちの病院を選ばなかったのか教えて下さい」というメールがきたので合格を頂いていたと思います。
むしろこちらの病院の方が全国的には有名な病院ですね(苦笑)
医師初期研修マッチングの攻略法
ではここからが本題で、masaがこれから【マッチング】に闘いを挑むならばこうする!という対策法をまとめてみました。少しでも参考になれば。ちなみに、下がマッチングの基本スケジュールになります(レジナビのサイトより転載)。
情報収集・病院見学
簡単に言えばレジナビ/レジフェアや先輩から情報収集をした上で、病院見学に乗り込み、少なくとも最低限の試験の情報を持ち帰ることです。実際に初期研修を送る前に知っておきたいことは他にもありますが(給料や勤務スケジュールなど)、あくまでマッチング攻略のためにはそれが出来ればOKですね。
緊張して余り質問できず病院見学が終わってしまう学生さんもいるかもしれませんが、よほど非常識な行動をとらない限りは、多忙な業務を送る初期研修医に皆さんの印象は残りません(いい意味で)。これが人気病院ならなおさらです。安心して、がんがん質問していきましょう。もしマッチング試験の過去問があるような病院ならば、少なくともそれを手に入れるとこまではいきたいですね。
masaは勝手に、病院見学とは過去門を研修医から手に入れることが出来る【コミュニケーション能力】を見る試験と思っています。たいしたハードルではありませんが。
面接 〜実際に聞かれた質問もあるよ〜
今はオンラインで行われる病院もあるんでしょうね。そちらに関してはこちらのブログは力になれないかも知れません。すみません。
面接といってもいろいろあって、①面接官が複数 VS 学生1人のオーソドックスな形や、②面接官が複数 VS 医学生も複数、という形で面接に臨むこともあります。この辺りは下で紹介するテキスト【ハローマッチング】や、一般的な【社会人の就職面接攻略本】などを参考にしてください。
一番はやっぱりそこで働いている初期研修医の先生に聞いておくのか良いですね。
masaは①も②もどちらの形の面接も受けにいきました。後で話す内容は、複数の病院で聞かれた内容がまとめられていますが、ハローマッチングにも質問集があるはずなのでそれぞれ模範解答を作っておきましょう。元も子もない言い方ですが、この答えを考える過程で自分自信が初期研修に何を望むのかをじっくり考える事が、遠回りに見えて一番の近道かもしれません。芯の部分が出来てしまえば面接で想定外の質問がでても対応しやすいでしょうから。
参考までにmasaが受けた質問内容は以下の通りです。医学生の皆さんは参考にしてくださいね。今の自分で、すっと返答を考えられるでしょうか?
<masaがマッチングで聞かれた質問> ・あなたの尊敬する人は? ・ストレス解消方法は? ・上級医の説明に明らかに患者・家族が納得していない面接に立ち会った場合研修医としてどう行動するか ・もしも願いが一つ叶うとしたら?(医学関係無くても可) ・自分は主役を張るタイプか、アシスタントをするタイプか? ・今新しく取り組みたいことは?(医学関係無くても可) ・初期研修が終了した後、後期研修はどうするつもりか?(出身が研修病院の住所と異なる場合) ・CBTの点数の記録、どのように勉強したか?(国試の合格率に相関しているデータも)
確かに病院側としても、働き手として期待が出来だした後期研修医が別の病院に旅立ってしまうよりは初期研修で育てた医師が少しでも残ってくれるのが良い、ということなのかも知れません(masaの妄想ですが)。
また、CBTの点数については、masaの成績が良かった(その時は6段階評価で6)ためか、成績が良かったけどどのように勉強しましたか?と質問がでました。正直に、周りの友人が真面目な性格が多かったのでそれに引っ張られる形/教え合って勉強しました、と答えました。
後で知ったのですが、CBTの成績は国家資格の合格と相関している(評価が5-6の場合合格率が高い)らしく、マッチングで合格しても国家試験で失敗してしまっては病院側としては研修医に空きがでてしまう(フルマッチでは無くなってしまう)ので重要視している、ということなのでしょうね。
*病院にとってフルマッチでなくなるとは?*
すこし脱線しますが、初期研修病院サイドにとって、マッチングでフルマッチ(募集人数が埋まる)することはかなり重要です。と、いうのもフルマッチできる前提で当直などが組まれている上に、人数が少なかった場合は翌年の初期研修の募集人数が減らされてしまう可能性があるからですね(国が定めています)。
貴方の病院は、余り人気ないからそんなに初期研修医の人数割かなくていいですよね?
と国からのプレッシャーがある、ということですね。つまり、人気がある病院はどんどん人数が増えていく(限度はありますが)という事です。そして、初期研修医の人数が多いと若い力がある活気ある病院に見えますからさらに人気が出る、という循環が回っていく、というわけですね。
masaの病院も「○○年連続フルマッチ!!」と広告してました(医学生のころはその意味が分からなかったなぁ・・・)。
それだけアンマッチを回避するためにも、病院側にとってはCBT試験の成績は重要というわけですね。学生のみなさん、CBT頑張りましょう!
極端なことを言えば、知り合いの先生にいましたが、医師国家試験に既に受かっている、というのが一番魅力的な医学生ですね。そんな人いるの!?という方も居るかもしれませんが、出産や妊娠などの事情で卒業から1年初期研修を遅らせた医師の方もいます。
その方の実感としても
引く手あまただったわww
との事でした。
では、続いて筆記試験に移っていきましょう。
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