masa(https://twitter.com/nextmasa1)です。
今日は【医者が入るべき保険】というテーマで記事を書いていこうと思います。
医療者は金融リテラシーがすさまじく低いとされていて、医者はその筆頭です。それでも働いているだけでお金は貯まってくるのでそんなに意識せずとも生きることができます、いや、できました。
おそらくこの記事を読んでくれている親の世代は、医者というだけでお金の心配はせずとも良かった世代ですが、恐らくこれからはそうはいきません。
医者過剰、それに伴う給料の低下、遠隔診療の発達による(都市部での)医者不要など、ちまたには医者の給料にはマイナス目線の情報しかありません。もちろんこれは医者が特別、というわけではなく、他の職種の方と同じ領域まで落ちてきた、という理解が正しいかもしれません。
詳しく資産形成が必要な理由についてしりたい方はこちらの記事を読んでみて下さい。
*医者に資産形成が必要な理由*
では始めに、本日のまとめです。
「今日話す事」
・医者が入るべき保険について
「見て欲しい人」
・医師として働き出す研修医
・他の医師が保険にどれくらい入っているか気になる人
「結論」
・原則過剰な保険は不要
・貯金での備えが中心
・賠償責任保険はきちんと入っておく
では本題に行きましょう。
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ではいきましょう。
そもそも保険とはどういうものか
そもそもみなさん、【保険】ってどんな時に入るものかご存じでしょうか。ただただなんとなく、みんなが入っているから、と入っている人もいるんじゃないでしょうか?
基本は保険とは自分ではカバー仕切れないリスクがあるときに補うものです。
めったに起きることはないが、起きると大変なことになってしまわないように備えるためのシステムが【保険】ですね。
例えば家が震災で壊れてしまった、自動車事故を起こし相手に被害を及ぼしてしまったなどに、とても自分1人では払うことの出来ないほどの金額が必要になってしまう時に、保険が必要になってきます。
逆に言えば、何が起きても支払えるだけのお金(払っても日常生活に支障がなければ)が手元にあるならば、保険なんてものは必要ありません。
ではまず、結論から行きましょう。
一般職の方に保険は必要か?
まず、医者に特化した話ではなく、世間一般の話として保険が必要かどうかという話です。
一言で言えば、
必要な保険もある。ただ基本的には世の中にあふれかえっている保険は、必要ないものが多い。
が答えになります。
悩ましいことに、この保険を選べばどんな人でもOK、何て保険はありません。
全ての人に必要な保険はなく、それぞれの特性に合わせて適した保険が異なります。自分の給料がどれくらいか、養わなければならない家族がいるかどうかなど、自分に適した保険を探す必要があります。
「滅多に起こることはないが、起こったときの代償が大きい/日常生活が破綻してしまう」場合に「保険」を準備する必要がある。
ケースに応じた保険を具体的に少し例に出すと、以下の様なものになります。
ex1) 働き出して直ぐの独身会社員
→ 養う子供がいないため、手厚い生命保険は不要。亡くなった場合のお葬式代(100万程度)があればOKで、貯金があればそれすらも不要。
あまりにも貯金がない間、民間の医療保険(共済で十分)に入るのがいいかも。
ex2) 結婚して子供がいる会社員
→ 養う家族がいる時は、妻、子供が暮らしていける分の金額が補償される生命保険を準備する必要あり。ただ、妻が働けているのならより少ない保証額でOK.
こちらのケースでも、貯金が十分にある場合は生命保険すら不要になることも。masaはこっちのケース。
ここまででイメージ出来たでしょうか?
全ての保険に入る必要はないが、必要な保険は入るべき!
このイメージを持って頂いた所で、ここからは医者に特化した話をしていきましょう。
医者に保険は必要か?
ここまで話してきたように、もちろん必要な保険も存在します。
そして、家庭環境や経済状況によりますが医者には、少なくとも必須な保険も存在しています。
仕事を行う上で必須になるのが「医師賠償責任保険」ですね。日本は海外ほどではありませんが、徐々に医療訴訟が話題になってきています。もちろん医療ミスがないに越したことはないですが、常に発展し続ける医療業界、冗談抜きで少し前まで正しいとされていた治療が逆効果、となってしまうことも多いです。
そして、訴えられる金額も大きい。
患者さんの事を考えれば当然なのですが、体・命に関わることで一生の事ですから、うん千万とかに及ぶ金額になります。
もちろん、これを一括で払うことができる貯金を持っているならば保険に入る必要はないのですが、いくら給料の良いお医者さんでもそんな人ばかりではありませんからね。
そして、お医者さんは比較的高給取りなために、余剰資金を貯金する事で直ぐに金額を貯めて備える事が出来る、という反面(学資保険など)、高給取りなせいでその生活スタイルになれてしまうと保険で備える必要があることもある(生命保険)んですね。
たとえ給料が高かったとしても、生活水準を簡単に上げすぎないことは、とても大事
ここまで一般論を話してきた所で、ここからは具体的にmasaが入っている保険、入っていない(けど同僚の先生は入っている)保険などを紹介していこうと思います。
内科勤務医が考える,医者が入るべき保険3つ
<医者として生活する上で必須>
医師賠償責任保険
masaは出身大学で一緒に紹介された海上損保の医師賠償責任保険に入っています。初期研修先を決めた際に病院の事務の方から
と言われ、目の前にあった保険に入った形になります。
当時は一緒に病気になって働けなくなった時のための就労保証もつけましたが、貯金が貯まった今はそれも不要と判断して解約しています。
今思うと目の前の情報に飛びついた形なので、ひどい保険にだまされてもおかしくないのですが、運が良かったですね。。。
保証タイプは1事故で1億円まで、保健機関中は3億円のタイプ、保険料は年齢に関わらず年間43200円です。
<大人として生活する上で必須>
火災保険・保険(住宅費保証)
これは入居しているアパートが勧める保険に入りました。出来れば自分で探して、安い保険を探したかったのですが、今の家に住むには勧められる保険が必須、と言われてしまい、保険料と家賃を合計してみて保険を契約しても家賃が安く住みやすい場所だったため、今の家を優先しました。
生命保険
これはmasa夫婦共にSBI生命保険に入っています。
元々masaは生命保険に入っておらず、結婚した時に入ろうと考えていたのですが、妻も看護師で手に職があった関係で、結婚だけで二人暮らしの状況であればそこまで手厚い死亡保障は不要かと考え、保険に入ってはいませんでした。
しかし、娘が生まれたのをきっかけに、相談してmasaは死亡時に3000万円保証、妻は死亡時に1000万円保証で入りました。
*ライフネット生命保険では健康優良体ならもっと安かったのですが、masaは健康優良体ではなかったためSBI生命保険にしています。
金額としてはmasaは4110円/月、妻は1120円/月を娘が生まれてから支払いを始めました。合計で月に5000円前後なら問題かな、と考えています。
保険の入った種類も生涯保証など色々ありましたが、20年後には保険は不要になる程貯金・資産形成が出来ている想定なので、masaも妻も25年間の生命保険に入りました。
順調に、しっかりこつこつと資産形成していきますよ!
*masa同僚医師の入っている生命保険
ちなみに、同僚のお医者さんには、死亡保障で自身に1億円の保証を掛けているお医者さんもいますが、masa個人としてはそこまでは不要ではないか、と思っています。
もちろん医師は高給取りな面もありますから間違っているわけではありませんが。。。そのお医者さんに金融リテラシーがないのかどうかについては、masaにもわかりませんので、あくまで参考意見です。
運転するなら自動車保険
(masaはまだ持っていないため非加入)
普段運転する人にとっては、もちろん大事になります。
実はmasaも子供が生まれたため今後は自動車が必要になりそうで、車のディーラーに行きながら保険も勉強したのですが(今は車熱が少し冷めたので様子見中です)、こちらも医師賠償責任保険と同様で、死亡事故を起こした場合はとても大きな大きな金額の賠償責任が生まれます。ですので、保証は無制限の賠償責任保険に入っておく必要があります。
これはお金の事について全くmasaに授けていない父も唯一教えてくれたことになります。
では、次のページからは、ぎりぎりまで入りそうになりながらも、masaが悩んだ末に入らなかった保険について紹介していきます。
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