【医者の日常ってどんなもの?】市中病院勤務医のスケジュール【日常編】

スポンサーリンク
医者看護師夫婦のおすすめ
この記事は約7分で読めます。

こんにちわ。

masaです。今日は医者のプライベート公開シリーズとして、【内科勤務医の1日のスケジュール】について公開します。

 

厳密に言えば、大学病院と市中病院、そして国公立病院と私立病院でも勤務に違いは出てくるのですが、masaは私立病院の中堅内科医として働いているので「私立病院の内科勤務医」のスケジュールと理解してください。

まぁ、大丈夫です。

勤務医という大きな特性上、大して違いはありませんよ。結論から言うと、世間一般の平均から考えるとやっぱり医者は多忙です。では見て行きましょう。

始めに、本日のまとめです。
「今日話す事」
・私立病院中堅内科医の勤務スケジュール

「見て欲しい人」
・医者として働く前にイメージをつかみたい
・医者の生態に興味がある
・アプローチをするために医者の勤務スケジュールを把握したい

「結論」
・1月の時間外勤務は余裕で100時間越え
・厳密の休みの日はなく、半日出勤が多い
・やりがいを感じないと医者の仕事は大変
では本題に行きましょう。
スポンサーリンク

<今回の記事と関連がありそうな記事一覧>

内科医と結婚して手に入るもの

医者と結婚するために

 

大学病院と市中病院の違い

まず勤務医といっても大きな違いがありますね。そう「大学病院」と「市中病院」です。

大学病院は、教育機関で医学生に指導しながら所属する医師達も自分達の知識・技術の研鑽を積むために勤務しています。

 

一般の方でイメージしやすいのは「研究や論文」といったイメージでしょうか。

 

対して「市中病院」は、市中、という名前の通り街中にある、市民の人の生活に根ざした病院で、Commonな疾患、つまり「よく見る病気」を診ている医師が多いですね。肺炎や尿路感染症、腸炎などなど、イメージしやすい病気がたくさんありますね。みなさんがまず受診する病院もこちらです。

masaが勤務している病院ですね。

端的に二つの違いを表すと、以下になります。
(あくまで一般論で、病院毎に違いがありますが)
珍しくて難しい病気で、少ない人数の患者さんを見る大学病院
良くある病気でたくさんの数の患者さんを見る市中病院
です。

 

 

ここが大学病院が勉強・研鑽を積むための病院と言われるゆえんですね。また、このブログでは資産形成について話題に上げることが多いのでもう少し踏み込むと、「大学病院は薄給」で「市中病院の方が高給」と言われています。

 

もちろん市中病院によっても様々ですが、大学病院はあくまで大学、「教育機関」という要素が大きいんですね。

つまり、教育にかかる教育費が給料からひかれているイメージです(もちろんそんな単純な話ではありませんが、あくまでイメージで抑えてください)。

大学病院の労働の負荷に関しては、masaは学生の時しか大学病院にいなかったのであくまでイメージになりますが、

 

「大学病院の方が勤務時間が短い(見た目上の休み日も多い)が、雑用が多い」のに対し

「市中病院は勤務時間が長く、業務に関係無い雑用は無い」というイメージですね。

患者層としても大学病院の方が珍しい病気をもった患者さんが集まるので、その知識を調べるため時間がある、と言うと想像しやすいでしょうか?

そんな風に、一口に「勤務医」といっても、「大学病院」と「市中病院」で大きく異なる、と思って下さいね。

では次に「国公立病院」と「私立病院」の違いを見ていきましょう。

国公立病院と私立病院の違い

 先に言ってしまうと、給料などは病院によって様々です。もちろん国公立病院は国・地方自治体が定めている部分があるため給料額が安定しています。

 

「公務員」になるわけですから、担保されているわけですね。対して私立病院は「私」なので、その病院での決まった給料、となります。よって、言ってしまえば病院による、という訳ですね。

この二つの病院の大きな違いは休日・祝日の設定になるかと思います。

もちろん原則土日・祝日は休みであるはずなのですが、土曜日は患者さんに仕事がないため病院を受診する患者数が多く休みとしていない「私立病院」も多いです(masaの病院も同様です)。

ただ、「国公立病院」は公務員ですから、原則役所の閉まる土日・祝日は休み扱いとなります(もちろん当直など、病院に医者が0という事にはなりませんが)。

これ、さらっといいましたが、医者のQOLにはかなり関わってくるポイントです。なにせ週休2日が確約されているという事ですからね。

そんなの当たり前じゃんと思った人は、自分がかなり恵まれていることを喜んだ方がいいです(ブラック脳)。

ただ文章だけ綴られても分かりにくいと思うので、ここからはあくまで一般例として、masaの1日/1週間のスケジュールを例に出してみます。
直接見せるとばれてしまうこともあるので、少しフェイクを入れていますが、「内科医のスケジュール」という点からは間違いなくずれはない形になっているので、「お医者さんの忙しいってどんなもの?」と気になる方は見ていって下さい。

中堅の内科勤務医の1日のスケジュール

みなさん気になる内科勤務医の1日のスケジュールがこちらです。

イメージは、別に忙しい日でもなく、余裕な日でもない、という形で内科勤務医のスケジュールは平均的にはこれくらいの忙しさのイメージです。

5:00 起床
7:00〜7:30 
 出勤(この辺りは家の位置にもよる影響もあります)
7:30〜8:30 
 夜間のカルテおよび検査結果チェック+担当患者回診
8:30〜12:30
 チーム回診+カルテ記載、検査項目確認
12:30〜13:30
 お昼ご飯(ずれ込むこともあります)、カンファレンス
13:30〜17:15
 終わっていないカルテ記載、最後にチームで振り返り
 *この間に外来やERから入院患者のコンサルトがあるため、この間に処理を行います。

おや?皆さん、意外と定時で帰れるんだな、って思いました?

 

甘いですよ。実際この17:15から、今後の患者さんの見立てや知識の収集に入ります。また、17;15きっちりに全ての業務が終わるわけではなく、院内にいる限りは(院外にいたとしても)時間外にも担当患者の電話連絡が入ります。

急がしい自慢をするわけではないのですが、平均すると20時までは院内にいることが多いですね。

つまり、ざっくり言うとmasaの場合は7:30〜20時までの勤務が平常運転ですね。

もちろん遅ければ22時、はやければ19時に帰れることはありますが、平均すると1日4時間程度時間外残業が発生していることになります。

週5日働くとして(実際もっとですが)、1月4週計算にすると勤務日だけで毎月80時間程度は残業している形ですね。これに加えて休日・祝日出勤が加わる訳です。自分で書いてて悲しくなってきました。

では、そんな医師の1週間スケジュールはどうなっているでしょうか。

中堅の内科勤務医の週間のスケジュール

繰り返しになりますが、masaは現在【私立病院】の【内科勤務医】として働いています。診療科や働き方によって当然ですがスケジュールに差はあるので、あくまで参考に留めて下さいね。

月〜土

 勤務日です。さっき説明したスケジュールで1日が進みます。月から金曜日の中で1日は公休日、つまりお休みの日があります。

日・祝日

基本的にはお休みです。休みの日はチームの誰か1人がオンコールとして出勤して、患者さんの回診、何か問題があれば対応を行います。

逆に言うと、オンコールの日でなければ「一応」お休みです。とはいえ、患者さんが落ち着いていなければmasaは出勤して午前中だけでも様子を見に行くことが多いですね。つまり、実質半日勤務です。

以上、内科勤務医の1日、そして1週のスケジュールを見てきましたがこれに加えて当直(夜勤)などが関わってきます。次回は意外と知っている様でしらない医者の当直について記事にしてみます。

後書き

いかがでしたでしょうか。
少しでも医者の忙しさが伝われば嬉しいです。やっぱり素晴らしい仕事ですが、コロナの様に自分や家族の危険と隣り合わせで負担も大きい仕事です。

 

お金だけでは割り切れないですね。やりがいも感じ無いと。

最後にもういちど、本日のまとめです。
「今日話した事」
・私立病院中堅内科医の勤務スケジュール

「見て欲しい人」
・医者として働く前にイメージをつかみたい
・医者の生態に興味がある
・アプローチをするために医者の勤務スケジュールを把握したい

「結論」
・1月の時間外勤務は余裕で100時間越え
・厳密の休みの日はなく、半日出勤が多い
・やりがいを感じないと医者の仕事は大変
以上になります。
ではまた次回の更新で。

コメント

タイトルとURLをコピーしました