【人気研修病院で面接官を務めた経験あり!】医師マッチング攻略法完全版!【masaの実体験および面接官をして思う事】

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医者看護師夫婦からの後輩へのアドバイス
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結局、masaは何件のマッチング試験を受けたのか?

さて、ここまで対策の話でしたが少し試験の実情を話をすると、マッチング試験については受ける病院数の制限はありません。ただ、移動や試験対策などの疲労度や、同時期に試験を行う病院もありますから実際問題多くても5件前後が限界はないでしょうか。

 

masaも市中病院4つと出身大学の試験を受けました。まぁ、出身大学の試験については慣らし運転のようなもので(市中病院のうち1つも慣らし運転目的ですが)、本命だったのは上3つ、という形ですね。
ちなみに、病院見学自体はこれに加えて+4件くらいで10個弱は4年の夏からこつこつ見学に行きました。

マッチングシステムの病院登録時の注意事項

ただ注意が必要なのは、とにかく初期研修で行きたくない病院の名前はかかないこと

こう聞くと

行きたくない病院の名前なんて書くわけないでしょ!?

という学生さんもいるかも知れませんが、皆さんにもその時になると襲ってきます。アンマッチの恐怖が。

アンマッチ、というのはその名の通り、マッチングに失敗した、という事です。マッチングシステムの結果が例年10月20日前後に出るのですが、その時に【○○病院にマッチングしました!!】ではなく、【アンマッチです。個別に二次募集に応募して、受け入れてくれる初期研修病院を探して下さい】と表示されるんですね。

他の同期が研修先が晴れて決まり、あとは国家試験に向けて必死に勉強するだけ!となっている中で、あなたはもう一度二次募集(フルマッチしていない)の病院を探し、アポイントを取り、見学し、内定をもらう作業を行わなきゃ行けなくなるんです。

控えめにいって地獄ですよね?

masaは幸い1位志望で通り、勉強に集中出来ましたがただでさえ苦しい心境でまだ進む先が見つからず、同期が勉強を勧めていく中で自分は集中出来ないとかなり焦ります

そして、それを知っているからマッチングの時医学生は、

下の順位の所に滑り止めで(あんまりいきたい訳じゃ無いけど)病院の名前を書いておこうかな

とする訳です。そして、そういう医学生に限って、その病院にマッチングしてしまう、というのはよくある話です。

masaも思いますし、実際masaが受ける時に先輩の先生に言われたのはとにかく

行きたくないとおもった病院の名前は絶対に書かないこと!

ときつく言われました。実際masaもマッチングは5個の病院を受けましたが、名前を書いたのは3つだけです。

「それは成功したから言えるんだよー」と言う方もいますが、初期研修の2年間は医師人生の中でかなり大切な2年間です。それですべて決まる、という訳ではありませんが(事実アンマッチしたけど大学の教授になった先生もおられますし)、それでも大きな道しるべになる2年間です。

アンマッチの恐怖に負けることなく、妥協できない所は妥協せずに研修先を選びましょう。

また、実際アンマッチになったとしても意外と有名病院が二次募集で残っている、なんてことも多いです。下手に行きたくない病院に行くよりも、かえって上手くいくことも多いですからね。

マッチング試験の面接官をした感想

ここからは少し蛇足です。医学生の皆さんにとっては「そんなこと言われても・・・」という内容もあるかもしれません。masaはマッチング試験の面接で、面接官をしたこともあるのですが、その時の話ですね。何を見ているか、あくまでmasa視点では、という話をしていきます。

 

masaの病院は面接では点数をつける、というよりは順位をつけて、その試験管毎の順位を見て点数に換算する、というシステムになっていました。

masa自身はこちら側の質問に対する返答や、はきはきしゃべれているかどうか、みたいな所をポイントに評価していたのですが、面接官によって同じ内容でも好印象と悪印象とは異なる様でした。masaはご存じ内科系なのですが、内科系の先生と外科系の先生で好みがかなり違います。「外科志望なので!!」というような理由ではなく、体育会系か文化系というようなイメージでしょうか。

実際masaが1位にした人が、腹部外科の先生は合格圏外でしたしね。

「好みで順位をつけるなんて!?」って意見はごもっともですが、そもそも面接とはその様なものなので、多少は勘弁してもらうしかないですね(ごめんなさい)。

言いたいことは、圧迫面接のように学生さん側が感じたとしても、別の面接官から見てマイナス印象とは限らない、という事です。たどたどしくても芯のある返答が出来るかどうかを見ていることだってありますからね。特に複数の面接官がいる試験では、1人の意見で合格者が決まることはまずないですし、一つの質問で合否が分かれることもまぁ少ないので、緊張しすぎず、焦りすぎず試験を受けて下さい

これからマッチングを受ける医学生の方へのアドバイス

長くなりましたが、以下が医学生へのmasaからのメッセージです。
・CBTをしっかり勉強しましょう
・ハローマッチングを1冊を熟読しましょう
・見学先の研修医と仲良くなりましょう
  少なくとも過去門が存在する病院では過去門をてにいれられる程度には仲良くなりましょう
・面接は大きい声で滑舌よく話しましょう。
・マッチングは【本当に研修したい】と思う病院だけエントリーしましょう

これまでの文章のまとめみたいになりましたね。あとは

・6年間で卒業しよう・・・既卒と新卒の合格率がかなり違う!
  新卒で卒業すれば合格率は90%後半に入る!
でしょうか。大丈夫、この記事を見ている意識の高い皆さんなら合格できますよ。医療の世界で皆さんをお待ちしています。

後書き

いかがでしたでしょうか。

 

かなり長文になりましたが、(忘れていることがなければ)これがマッチング試験についてmasaが皆さんに語れることの全てです。少しでも、これからマッチング対策を始める医学生の方の参考になれば。もしためになれば口コミやSNSで拡散してもられると嬉しいです。

また、masaで良ければいつでも進路相談にのりますので(ブログではさすがに病院の具体的な名前は出せないので)、ツイッターでもコメントでもフォームでも連絡いただければ対応します。気軽に連絡お願いします。
ではまた次回の更新で。
また、マッチング試験が医学生カップルに与える影響についてはこちらにまとめてみました。少しでも参考になれば嬉しいです。

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