【教育論】内科勤務医が語る、医者への道筋 No.1

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医者看護師夫婦からの子育てアドバイス
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masa
masa

こんばんわ。

今日はまた少し違った切り口でブログを書いていこうと思います。
今回のテーマは
「masaがいつから医者になろうと思ったか」
今の中学生や高校生、そして子育て世代の方に向けて。
masaがどのように現在(内科勤務医)まで至ったか
についてお話ししようと思います。
ただ、以前も話した通り、
「医学生になる」=「医者になる」ほぼイコール
なので、
「医学生になる」までのお話しをしていこうと思います。
今将来に悩んでいる学生さんや、
子育て世代の親御さんに参考になれば、
と思います。
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はじめに

これから話を始める前に。
子育て世代の親御さんに先にひとつ。
masaからのお願いがあります。
masa

「子供を医者にしよう」とは思わないでください。

「いやいや、そのためにこのブログ読むんだけど!!」
そう思っている方も多いと思いますが。
話を聞いて下さい。
「医者になる」って皆さんが想像してるよりも、倍以上に大変な仕事です。
今のコロナウイルスの様に
命を危険にさらしても、
時給換算したらたかがしれてる給料の仕事
です。
でも、それでも。
やりがいのある仕事だから、この仕事を続けている
んです。
masa

少なくとも「親がさせよう」と思ってなる仕事ではない。

masaはそう思います。
masaも子供が大きくなって、
「医者になる」
って言ったら。
多分、一回。
いや三回くらいは
masa
masa

「本当に?」

と、真剣に確認すると思います。
そして、勧める気も現在は全くありません。
それだけ、大変な仕事なんです。
いくら、心の中ではどんなに
家族>>>患者
だろうと、
実際は
患者>家族にせざるを得ない場面
が、多かれ少なかれ絶対にあります
そんな辛い仕事に、子供を送り込む。
特に、子供自身がまったく興味が無いのに
masa

「お前は医学部に入るんだ、医者になるんだ」

と、いうのは絶対にやめて下さい。
masaとの約束です。

内科医 masaの生い立ち

始めに。
プロフィールでも少し書いていますが、masaのここまでの生い立ちについてです。
「医者になる人は、医者の子供が多い」
そのような話を聞いたことがあるかもしれません。
実際はこれがどうか、と言えば。
masa

「その通りです」

もちろん
「おまえは医者になるんだ!」
と教育されてきた方もいると思います(masaがやめて!と言っておいてなんですが・・・
ただ、やはり医者の子供は、
「医者」という職業が他の家庭と比べてかなり身近なもの
になっています。
なんてったって、
「パパ(ママ)の仕事」
ですからね。
その分、他の家庭よりも触れる機会が多い。
それが
「医者は、医者家計の子供が多い」の理由
だと思います。

masaの場合

と、散々煽ってmasaがどうかというと。
父も母も医者ではありません
なんなら
家族・親族に医療関係者(看護師・薬剤師の方を含む)
は1人もおりません。
父は銀行員
母は会社員→専業主婦
2つ上に姉がいる、地方都市の4人家族の末っ子
そんな境遇でmasaは育ちました。
なので、
「家族からの刺激」で医者になるかどうかの全てが決まる訳ではない
んです。
当たり前の事かもしれませんが、
しっかり頭に入れておいてくださいね。
では、ここからmasaが医者になるまでを、順をおって振り返って行きましょう。
masa

まずは幼稚園〜小学校から。

そこまで振り返るの!?
という声が聞こえてくる様ですが。
masaの記憶が残っている範囲まで振り返ります。
なんなら親が教えてくれた話もふくめて振り返ります。
と、行く前に。
まずは気になっているであろう(自意識過剰か?)、masaの親の話について。

masaの親の話

まず、masaの親ですが。
父は銀行員(masaは高校までサラリーマンとイコールと思ってました)
で、
母は物心ついた時にはパートの様な働き方
をしていました。
そして、
教育熱心だったかといえば。
父は、どちらかといえば無頓着
だったと思います。
育児に興味が無い、とまでは言いません。
今でも尊敬している父です。
小さい頃色んな所に連れて行ってもらって遊んだのを覚えています
ただ積極的に子供の勉学に参入してきていたか
というと
そうではありませんでした。
もちろん小学校から含め、
成績表には目を通し、テストの点もおおざっぱには確認している
と思います。
ただ、
masa

何点上がった・下がった、こうしろ/ああしろ。

そんな口出しは全くされた記憶がありません
仕事から帰宅し、
夕食前に
masa

「ふーん・・・」

と成績表を一瞥した後、
masa

「ビールちょうだい」

というような具合。
母に「もっとなんかないの?」と苦笑される程でした。
risa
「じゃあお母さんが教育ママだったんだ?」
そう言われるとどうかと言えば。
間違いなく「教育ママ」ではなかったと思います。
母の母、つまり祖母は教育ママだったのだろうと思います。
どうやら祖母は、
masaを幼稚園からその県の付属幼稚園に入れたかった
様でした。
そのため、母も一度は幼稚園のmasaにこう問いかけたそうです。
「付属幼稚園行ってみる?」
もしかしたらその時は母も
教育ママ
まではいかないまでも
付属に入れたい、という気持ちが合ったかもしれません。
ただ、masaは当時泣き出した様です(当然覚えてなんかいません)。
理由は一つ(推測)。
姉がその時に通っていた幼稚園の名前と違う幼稚園の名前を出されたからです。
「思っていた幼稚園と違う」
だから泣き出した、らしいんですね。
ここまで話すと、母も教育ままらしく聞こえると思いますが
結論から言うと、違います。
masa

何せ教育ママだったら、子供が泣こうと付属に入れると思いませんか?

masaの母は、速攻で受験は頭の中から消したそうです。
嫌がることさせても意味ないからね」
当時の事を聞いたら、こう返ってきたのを覚えています。
ただ、父ほど無頓着だったか
と言えばそうではなかったと思います。
小学校低学年、なんなら入る前から
「通信教育のチャレンジ」が家にあったのは覚えていますから。
一応周りの子も頼んでたから、頼んでたらしいです。
あと、高学年になったときは「Z会」なんてのもありましたね。
risa

「あ、じゃあむしろスパルタじゃないか」

そう思った方。
masa

残念でした。

強制することのない父と母ですから。
そして、
幼稚園ー小学校の頃は勉強にまるで興味のないmasa
ですから。
チャレンジならびにZ会の冊はあっというまに積み上がっていきました
そして、
masaのこども部屋の机はまったく使われなくなっていった
んです。
ただ、これについては良かった点が2つあるな、と今では思います。
親の思いは別にして。

masaが思う、親の良かった所

1つは勉強する機会は与えられていたこと。
つまり、masaが
masa

少しやってみようかな

と思ったらできる環境にあったことです。
と、いうのも。
医者になって今も医学を勉強し続けている身からの発言なのですが。
やっぱり勉強って、興味持たないと始まらないです。
ただ単調に「頭痛を起こす病気」を勉強するのと
目の前の患者さんの頭痛の原因を勉強するのと
では、気合いの入り方が全く違ってきます。
よく言う
「人に言われる」のと
「自分でやる」のとの違い
です。
特に、皆さんの大多数の方が経験があると思いますが、
「いざやろう」
と思ってる時に
「しなさい!」
と言われると、
やる気は著しくそがれてしまうものです。
(それが本当かどうかは別にして・・・)
そして、いざ勉強しよう、と思い立った時に手の届く範囲に教材がある。
これも凄い大事。
何せ、本屋に行って、テキストを買って家に帰ってくるころには
その熱量は下がってしまっているから。
その分の時間を、直ぐに費やせる環境に準備をしておくこと。
それが親に出来る一番の教育への促しかな、とmasaは思います。
それ以上は強制に感じてしまう、気がmasaはします。
なので子育て世代の親のみなさん。
積まれているチャレンジも、どうかそのまま購読しておいて上げて下さい。
いつかお子さんのスイッチが入った時のために。
そして2つめ。
「自分の部屋で勉強しなくなったこと」
です。
masaの場合は
完全に偶発的に「自分の部屋が使えなくなった」ので、
不幸中の幸いなのですが(母には怒られましたが)
勉強のスペースがなくなったため、
リビングで勉強をする様になりました。
たしか、覚えてる限り小学校の頃から。
宿題なども食事の前後でリビングでしていた気がします
もちろんリビングですから、
TVも付いてれば、他の家族の物音もします。
日によっては父のいびきも聞こえてきます。
環境としては1人になれる自分の部屋の方が集中できたかもしれません。
実際にそういうお子さんもいるとは思います。
でも、少なくともmasaにとってはこの環境が良かった。
端から見ればあまりよくない環境かもしれませんが
まず、masaは
静寂の中で勉強が出来るタイプではなかった。
図書館で勉強が出来ないタイプで、
カフェやファミレスなら出来るタイプ
というと共感を得られるでしょうか。
少し物音がしないと集中が出来なかったんですね。
これがとてもよかったです。
そして次に。
これがmasaにとっても、そして両親にとっても良かったことだと思いますが。
親にmasaが勉強している姿を見せられたこと。
これがとても大きかったと思います。

一番大事:子供に親が勉強している姿を見せよう!

先ほども言いました。
絶賛子育て中の方には注意して欲しいのですが、
「宿題やったの?」
「勉強しなさい!」
これは、言わなきゃいけなくなるフレーズ、ではありますが、
子供が
「今まさに勉強しようとしてるとき」
「勉強してない事に罪悪感を抱えている時」
にこのフレーズをかけると、
子供のやる気はそがれます。
まず、まちがいなく。。。
masa

「今やろうと思ってたのに」

そうなるんですね。
これが、リビング、つまり
親の目が届く所で勉強をしているとどうなるか
「やってるか、やってないかが明白になります」
つまり、
「部屋にこもってただ何もしてないのではないか?」
という親の疑問を解消することが出来、
「上の逆効果を生じるかもしれない声かけのリスクを減らす」
事が出来るんです。
もちろんリビングにいるだけでは、子供は勉強はしないと思います。
masaもしてなかったです。
ただ、子供の勉強の逆風を親が巻き起こすことだけは避けることが出来ますよね?
そして最後に。
masaとしてはこれが一番大事だったと思うのですが。
夜・夕食後に。
masaの親はTVを消して
それぞれ仕事の様な作業をしている姿をmasaに見せていた
ことです。
別に狙った訳ではなかったと思いますが。
父は銀行員の資格試験(詳細は不明)だったり、参考書の様な本を読んだり。
母はパート先の仕事や、家の家計簿をつけたり。
それぞれの作業を、
TVの消えた静かな部屋の中で行っている姿をmasaに見せていました。
つまり。
この時間はTVなどの誘惑を消して「勉強(少なくともmasaの目にはそう見える)」をするんだぞ。
そういう姿を見せてくれたのです。
だから自然とmasaもリビングの隣の席に座って勉強や宿題をするようになりました
masaは「勉強しなさい」と言われたことは一度もありません。
自然と父と母もしているのだから、家でするのは当然の事だと思っていたんです。
そして、その姿を父と母も確認出来ているので、
必要以上にmasaへの介入は更になくなる
このサイクルをたどっていったんですね。
「でも、私の家は家に帰って勉強するような仕事じゃない」
そういうお父さん・お母さんもいるでしょう。
それこそ、専業主婦の方なんかもそうです。
先ほども言いましたが
「勉強」ではなくていいんです。
子供に「勉強してる様に見えれば」正解なんです。
つまり、読書だっていいんです。
漫画、はあまり良くないと思いますが
漫画は大好きですが、勉強には少なくとも見えにくいから)、
TVを消して本を読む
家計簿をつける
明日の料理を考える
日記を書く
といった作業でもいい。
そんな姿を子供さんに見せてあげて下さい
そうすれば自然と、
こちらから指示を出さなくても、子供は本を読んで、勉強するようになると思います。
少なくとも、masaはそうでした。
だってイメージしてみてください。
親は家に帰ったらTVをつけて、携帯をいじり、なんならYoutubeを見ている
そんな親が
「宿題はしたのか?」
「勉強しなさい」
そう言われて、貴方は良い気持ちで勉強できますか?
親は仕事をして帰ってきたんだ!
そういう方もいると思いますが。
子供も学校で勉強して帰ってきてるんです。
そこは対等で行きましょう。
そんな親御さんの元で勉強するのは、
masaを含む大多数の方は無理
だと思います。
ならば、すべきことは決まるはずです。
「親が楽しそうに、少なくとも自然と取り組む姿勢があれば、子供はマネするもの」
そうmasaは思います。

まとめると

さて。
かなり脱線し、そしてかなり長くなったので分割します。
ここまでをまとめると、今日伝えたい大事なことはこちらになります。
<masaの教育論>
・スパルタはだめ。環境を準備してじっとまつ
・自分の部屋よりもリビングで一緒にする方が良い
・子供に家で親も「勉強」に取り組む姿を見せる
まさかの「幼稚園」にすらたどり着かず、教育論概論で終わってしまいました・・・
申し訳ない。
明日以降で出来るだけ早く続きを投稿出来る様に頑張ります。
現時点では子育て世代に需要がある内容になっていますが、明日以降はもっと学生目線の内容になっていくと思います。
しばしお待ちください。

後書き:今日の筋トレ

いかがでしたでしょうか。
最終的にmasaが思う教育論、になってしまいましたが・・・
次回以降は思い出を振り返っていこうと思います。
そして、皆さんのこれからに生かせる物がなにかあれば。
あ、そうそう。
影のテーマとして、
これから、
ブログの記事を読んでもらえた回数、
筋トレ(腕立てor腹筋)を10回×人数(PV)分
したいと思います。
今日は、昨日2PVだったので、筋トレ20回やろうと思います。
・・・
筋トレした結果
masa

し、しんでしまう。。。

ここまで運動不足になっているとは思いませんでした。
まさに医者の不養生、ですね。
今後少しずつ筋トレの方も頑張ってみようと思います。
では、また次回。
次回はいよいよmasaの幼稚園〜小学校の話をします
(まだ幼稚園に入っていない驚愕の事実)
ではまた。
2020/6/22 masa

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