こんばんわ。
今日は前回の続き。
妊娠中に注意すること
を話していこうと思います。
前回はつわり、そして食中毒について話しましたね。
気になる方はこちらのページもチェックしてみて下さい。
さて、今回もまずTake home messageを。
Take home message
Take home message ・魚は基本OKだけど例外あり ・ひじきは適量であれば大丈夫 ・ビタミン摂取はほどほどに。
具体的な記事の内容が気になった人はこのままおつきあい下さい。
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では行きましょう。
妊娠中に注意すること:食べ物編
魚類の摂取
さぁ、魚。
良質な蛋白源で、高度不飽和脂肪酸を多く含み、カルシウムを含む食品です。
簡単に言えば、めちゃくちゃ健康に良い食品です。
では、摂取するに当たって注意した方が良いところ。
なにか思いつくでしょうか?
もちろん一番は前回話した食中毒。
生の魚、加熱不十分な物は魚に限ったことじゃありませんが注意してください。
ただそれだけじゃなくて。
今回は一部の魚に含まれる水銀についてお話ししていきます。
実は一部魚介類の中には水銀の含有量が多い種類があります。
その種類に偏って食べると、
胎児に影響が出るのではないか、
と言われているんですね。
一般的には
食物連鎖により魚介類を摂取することで体内に入る水銀の量は少なく
健康に影響を及ぼすほどのものではなく、
小児や成人ではメチル水銀として体外に排泄される
健康に影響を及ぼすほどのものではなく、
小児や成人ではメチル水銀として体外に排泄される
と言われています。
なので普通は問題になりません。
そう。
「普通は」
つまり、
母体=お母さんには影響は出ませんが、
胎児には影響があるかもしれない
胎児には影響があるかもしれない
と言われています。
ちなみに
母乳への移行は少ないと言われているので、授乳中の注意は不要
です。
では、魚類を全て避けるべきか。
いいえ、そうではありません。
水銀を貯めやすい魚には次の様なものがあります。
<要注意>
金目鯛、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、
エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
金目鯛、メカジキ、クロマグロ、メバチマグロ、
エッチュウバイガイ、ツチクジラ、マッコウクジラ
<注意>
キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツ
キダイ、マカジキ、ユメカサゴ、ミナミマグロ、ヨシキリザメ、イシイルカ、クロムツ
余り聞き慣れない魚の名前もあると思います。
つまり、どういうことか。
妊娠中は、マグロは気持ち、注意した方がいいかもしれません。
あまり頻繁に食べられるものではないかもしれませんが、クジラや金目鯛にも注意が必要ですね。
普通に食卓に出るサバ、アジ、鮭などは問題ないと言われています。
詳しく知りたい方は厚生労働省が妊婦に向けての情報発信としてページをまとめているので、そちらを確認してみて下さい。
その他
ひじき
さて、その他、としましたが。
少しだけ意外な話を少しだけ。
まず、
「ひじきは妊娠中に避けた方がいいらしい!」
そんな話を聞いたことがある方はいるでしょうか。
masaは聞いた事ありませんでした。
2004年にイギリスのFSA:Food Standards Agencyが
ひじきにヒ素が多く含まれている
という調査結果を出しました。
ヒ素、というとある事件を思い出すと思いますが、毒性の物質です。
そのため、
ひじきを食べないように
と勧告したことがきっかけです。
でもそもそも。
ヒ素って、妊婦さんだけでなく、普通の人も取らない方が良いような気がしますよね。
でも、ひじき。
普通にお弁当に入ってますよね?
これは何故かというと、厚生労働省で調査が行われたからです。
と、いうのも
日本人の平均的な海藻摂取量からひじきの摂取量を算出した所は平均0.9g/dayとなりました。
WHO(今なにかと話題ですが)のヒ素の暫定的耐容週間摂取量が15μg/kg/週とされているので、通常の摂取量では問題ない、という事になったんです。
つまり、長々と話してきましたが、
ひじきは心配しなくて大丈夫です!
あなたがひじき中毒で毎食ひじきを食べてます
という事でなければ。
ビタミンA
ビタミン、と聞くと大事な物の様に聞こえますね。
もちろん大事。
ただ、ビタミンには脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンという2種類があって。
詳しくは今回は割愛しますが、
脂溶性ビタミンは摂取が過剰になると問題が起こることがあります。
脂溶性ビタミンは摂取が過剰になると問題が起こることがあります。
脂溶性、というのは水に溶けないので、尿に溶けて排出が出来ない。
だから貯まると大変。
だから貯まると大変。
今回は簡単にそう考えて下さい。
そして、このビタミンA。
脂溶性のビタミンなんですね。
では、どんな食品に多いでしょうか。
緑黄色野菜、レバー、ウナギなどに多く含まれる
と言われています。
また、カロチン、という物質は体内に入ると1/3がビタミンAに変わります。
カロチンは人参などの赤い色素が含まれている野菜に多く含まれています。
ちなみに、
うちの奥さんは人参がきらいなので一安心(取らなくていい、と言うわけではありません)ですが、ウナギは好きなので注意が必要です。
うちの奥さんは人参がきらいなので一安心(取らなくていい、と言うわけではありません)ですが、ウナギは好きなので注意が必要です。
ただもちろん、
「過剰摂取」が問題なので、サプリメントでの補充を徹底しすぎないようにだけ
して下さいね。
ただビタミンでも
欠乏しがちな葉酸やビタミンD、
そして
水溶性で過剰症になりにくいビタミンB群のサプリ
そして
水溶性で過剰症になりにくいビタミンB群のサプリ
についてはしっかり補ってあげましょう。
葉酸については前のページでも話しているので
時間があればそちらもチェックお願いします。
あとがき
ごめんなさい。
今回で妊娠中の食事についてのテーマは終わるつもりだったのですが。
かなりながくなってしまったので次回に回します。
まさか3部作になってしまうとは。
ただ、一番伝えたいこととしては次回のことですね。
もう言ってしまいますが、アルコールやタバコについてお話しします。
漠然としたイメージで
「よくないんだろうなぁ・・・」
と、思っている人もいるとは思います。
先に言っておきます。
正解です。
大正解です。
では、なんで良くないんでしょう?
具体的に知ってますか?
その当たりを少し話していこうと思うので、
興味がある方は次の記事もチェックしてくださいね。
興味がある方は次の記事もチェックしてくださいね。
明日公開されるかはまだ、わかりませんが(^^;)
ではまた次回、お会いしましょう。
2020/6/15 masa
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