○まえがき
忙しいなか、せっかくブログを書いて形に残すなら、
何かしら見に来た人の役に立つブログを書こう
と考え、
これからは曜日によって投稿するテーマを変えようと思います。
本日火曜日は、
「夫は働いていて日中一人。周囲にお母さん友達もおらず、両親も側にいない時に問題が起きた」
「夫は割と育児に無頓着。というか育児なんて分からないから頼れない」
そんなお母さん・妊婦さんにむけて。
少しでも訳に立てるような記事を書いていこうと思います。
発信先をもっとわかりやすくいえば
masaの奥さんに向けて
というような形ですね。
あ、そういえば。
今2020/8現在妊娠15週になりました。
先日も妊婦健診問題なしでスルーしています。
この頃になると、だいたい赤ちゃんの臓器の形成はほとんど出来ています。
徐々に人間らしく整っていきますね。
見せてもらったエコーでも、手足が見える様になっていました。
詳しく言えばおっぱいを飲む練習なのか、口を明けたり閉じたりしているみたいです。
サイズは身長約15cm、 体重は約110g:キウイ1個分
くらいみたいです。
少し話がずれましたね。
一緒にお母さんの体の変化について勉強していこうとおもいます。
具体的な記事の内容としては、前回書いていた
妊娠中の食事
や
母乳保育
のことなど。
妊婦さん
ひいては今後小さな子の親になる方に向けて、ブログに書いていこうと思います。
始めての育児で周りに頼る人が居ない中、子供が
・熱がでた
・ミルクを飲まない
・嘔吐があった
そんな状況で、病院に連れて行った方がいいのかどうか。
少しでもその手助けになれば、と思います。
また、緊急事態ではありませんが、
・予防接種
・湿疹の治療
についても小さな体を守るためには重要です。
少しずつ話をしていこうと思います。
興味がある人は、火曜日にこのページを覗いていってください。
ちなみに前回の記事はこちら!
そして、それより前の過去に同様な内容で書いた記事はこちらになります。
これらの記事にも
「火曜日:mother/pregnant」
でタグ付けをしておきますので、
過去の記事に興味があれば、タグから探してみてくださいね。
めざせ、毎日更新
なのですが。
勤務の都合で更新できない日があることもご了承くださいませ。
それでは、今日の本題に行きましょう。
少し長いですが、休憩をはさみながら読んでくださいね。
○妊娠したら体に起きる変化
今回のテーマは妊娠した時に
お母さんの体に出る変化
を確認していきます。
とはいえ、かなりたくさんあるので、
次週と合わせて2回に分けてお伝えしていこうと思います。
○便秘
これは有名な話題かもしれません。
妊婦さんは皆さんもれなく、といって良いくらい生じる問題です。
masaの奥さんも同じように困っています。
びっくりするくらい出ないみたいですね。
もちろん元々女性は男性よりも便秘がちな人は多いです。
女性ホルモンのバランスの問題もありますが。
そこに加えて妊婦さんは更に便秘になりやすくなります。
この原因は分かりやすいのではないでしょうか。
そう。
赤ちゃんのいる「子宮」
それによる腸管の圧迫や腸管蠕動運動の低下によって便秘になりやすいです。
これに関しては
子宮をどうにかする
ことは難しいので、
食物繊維や水分摂取などの生活指導
に加えて
薬
で調整していくことになります。
あとはお腹を温めることも良く言われます。
masaの奥さんも腹巻きを使って、お腹を冷やさないようにしています。
奥さんが気にしていないのを、masaが注文してつけるように促しました。
暑がりなので、夜冷房をつけっぱなしにするのが少し不安ですが・・・。
・便秘薬
妊娠中は、飲める薬、厳密に言えば飲んでも赤ちゃんに影響がない薬は限りがあります。
なので、大事なたった一つの事は
医師・薬剤師に相談なく、勝手に薬を飲まないこと
です。
特に市販の薬はやめておきましょう。
市販の薬は複数の作用をもつ薬が1錠にまとまっていることが多いです。
試しに何でも良いので市販の薬の裏を見てみてください。
そのうちの一つが妊婦さんに良くない、という薬も多いです。
話がそれましたね。
では便秘の時に飲める薬について。
代表的な薬は「酸化マグネシウム」
便そのものを柔らかくする薬です。
便秘の患者さんにmasa達医師が気軽に出しやすい薬でもあります。
高齢の方には濃度調節など注意が必要ですが、妊婦さんでは問題にならないことが多いですね。
他に「ピコスルファート:ラキソベロン®」
これは腸を動かして便を出すのを促してあげる薬です。
こちらも比較的安全に使える薬、とされていますね。
逆に注意しなくてはならない薬は
「センノシド」
と呼ばれる薬の仲間です。
これらは子宮の収縮を促す薬と言われるので、
切迫早産などを起こす懸念があるとされるので避けるべきとされます。
切迫早産などを起こす懸念があるとされるので避けるべきとされます。
また、浣腸も同様です(これは嫌がる人がそもそも多そうですが:masaの奥さんの様に)。
○浮腫
今のmasaの奥さん(妊娠15週)よりは少し先になりますが、
妊娠28〜32週をピークに赤ちゃんに対する体の準備として、
一般の女性よりも血液成分が約1.4倍になるとされます。
他にも要因はあるのですが、
その結果として
足を中心に浮腫:むきみが生じやすい
と言われています。
基本的にむくみだけであれば、問題がないこと多いです。
そのため治療は必要ない事が多いですが、注意が必要な人達もいます。
・血圧が140/90mmHg以上 ・尿蛋白が陽性
この場合は妊娠高血圧症候群、とよばれる病気による浮腫が考えられます。
今回は割愛しますが、この場合はきちんと婦人科の先生に相談する必要があります。
まとめると
基本的には問題はありませんが、
高血圧・尿蛋白陽性の時には注意しましょう!
そんなの分からないよ!
そういう貴方。
大丈夫。
妊婦健診にきちんと通えば、必ず指摘されます!
なので
きちんと妊婦健診に行きましょう。
○痔核
痔核とは、つまり「痔」の事ですね。
妊娠中は
便秘で便が硬くなることで、
切れ痔になったりいぼ痔にもなりやすい
切れ痔になったりいぼ痔にもなりやすい
と言われます。
また、
子宮が肛門周囲を圧迫した結果、
肛門への血流が悪くなる
肛門への血流が悪くなる
のも原因になります。
では、どのように対策が取れるでしょうか。
これは、便秘と同じ対策ですが、
水分や食物繊維を多くとって便を柔らかくして予防しましょう。
あとは、恥ずかしいかもしれませんが、
出血したり違和感がある場合は医師に相談して、座薬や軟膏を処方してもらいましょう。
大丈夫。
女医の産婦人科の先生も多いですし。
場合によっては女性の看護師さん経由で相談してみてください。
○体重管理が大事
もちろん赤ちゃんを作る為の準備を始めるわけなので、体重は増えます。
masaの奥さんも少しずつ、お腹が出てきています。
では、際限なく体重が増えていっても良いかと言えば、
そうではありません。
増えて良い体重の目安はあります。
つわりなどでご飯が食べられなかったりして体重が増えないのも問題ですが、
増えすぎるのも問題なんですね。
もちろんこれはお母さん毎に違うので、
目安の体重は妊娠初期に先生から教えてもらえると思います。
なので、そこを意識しながら見ていく、という形ですね。
大体は10-14kg程度まで、とされます。
では、なぜそれが問題か。
これについては一般の人と同じですね。
妊娠糖尿病・妊娠高血圧症候群のリスクが上がります。
これらについてはここでは割愛。
それに加え、
陣痛が弱くなるため出産が長引き、
妊娠線も出来やすくなる
妊娠線も出来やすくなる
とされます。
・妊娠線
妊娠線とは、お腹が大きくなることで皮膚が急激に伸ばされるため
「ひび割れた様な赤い筋」ができることです。
もちろんこの皮膚のことは体質によることもあるので、完全には予防できませんが、
乾燥対策で出来にくくなる、と言われています。
保湿クリームなど、処方してもらいましょう!
○胃食道逆流症:GERD
masaの奥さんの今の状態では起きにくいですが、
妊娠の後半、子宮がとても大きくなった時に
呑酸(胃液が逆流して、酸っぱいものがこみ上げてくる感じ)が食事を食べた後に感じることがあります。
まずは生活指導として
食事を1度に取るのではなく、分けて食事を取りましょう
症状が強い場合は、胃薬を試すことになります。
胃薬は基本的には妊婦さんも飲んで大丈夫
と言われているので
安心して医師に相談してください。
何度も言いますが、
市販の薬には注意ですよ?
○頻尿や尿漏れ
こちらも原因は同じで大きくなった子宮です。
物理的に子宮は膀胱の上にあるので。
大きくなると膀胱を圧迫し、膀胱の最大容積が減少するので頻尿の症状がでやすいです。
ただ、ここで注意が必要なのは
「排尿痛や残尿感」は基本的にはありません!
なので、この症状がある場合は膀胱炎などの尿路感染症に注意が必要です。
また、膀胱が子宮に押されてしまうため、
その圧力で尿が出てしまう尿失禁が起きることがあります。
それが強くなると「子宮脱」といって、子宮が外に出てしまうこともあります。
少しでも不安に感じたら先生に相談してください。
○後書き
いかがでしたでしょうか。
少し長くなりましたが、前半戦は終了。
次回が来週できるかは分かりませんが、
「妊娠中に注意した方が良い事」についてお話ししようと思います。
masa夫婦と一緒に勉強していきましょう!
今日のTake home messageはこちら
Take home message ・便秘にならない様に水分・食事に注意して ・薬は医師に相談してから ・体重管理にも注意が必要
ではまた次回の火曜日のブログ更新でお会いしましょう。
2020/8/25 masa
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