【快適な職場・家庭のための】明日から始めるアンガーマネージメント【医療従事者には必須】

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医者看護師夫婦からの後輩へのアドバイス
この記事は約18分で読めます。

こんにちわ。

masaです。

 今日のテーマは【アンガーマネージメント】、直訳で【怒りのコントロール法】についてお話ししていこうと思います。病院勤務者に限らず同意してもらえると思いますが、世の中には理不尽なことがたくさんあります。そして中でも医者・看護師は理不尽に触れる回数は最多といっていいと思います。

これから本格的に仕事が始まる初期研修医も、想像を超える理不尽な荒波にもまれる人がいると思います(苦笑)

そんな理不尽な世界の中で、割けては通れないのが【アンガーマネジメント】です。これが出来るかどうかで、皆さんの心理状況だけでなく同僚の方の働きやすさまで変わってきます。

忙殺されている初期研修医の方も、少し興味がでてきたのではないでしょうか

 ちなみに、この話をしようとしているmasaは、同僚や家族から「冷静だね」と言われることが多いです。
 ロボットではないので、人並みに感情は動いているんですけどね。
 ただ、不必要に表に出さないようには意識しています。
 「不必要に」が今日のポイントです。
 今日の話は決してYesマンになりましょう、という話ではないので注意してください。
 医療従事者に限らず

感情のコントロールが苦手でつい怒っちゃうんだよね・・・

仕事や私生活でストレスが多い・・・

 という方は是非この記事に目を通し、明日からの行動を変えていってください。「怒り」という感情はマネージメント次第で良い方にも、悪い方にも変わりますからね。
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いかに医師が忙しいか:勤務スケジュールの話

 

もちろん医学生にも無関係ではありません

 

 

こちらの記事も一緒にごらんください。では本文を見ていきましょう。

アンガーマネジメントは怒らないことではない

まず始めに、大原則です。
先ほども言いましたが、アンガーマネジメントとは怒らないことではありません

 

皆さんにも経験があるかもしれませんが、【怒り】は時にとても大きなエネルギーを生み出します。つまりそのエネルギーを上手く使うことが出来れば怒りが状況を好転させることもあります

 

理不尽な上司に対する怒りから、見返してやろうと業務に取り組み、成果に繋がることもありますよね。

最後に紹介する【参考書籍】の中にも、
理想に燃える若いときには怒りという強い感情が自分を奮い立たせるのに役立つこともある
とあります。

 

また、masaの様にそもそも怒らない=「強く出られない」と表裏一体になってしまう可能性もある、ともありました。確かに怒る、という行為は真剣さをつたえる、という点では怒ることは役に立ちますよね。

 

masaは如何に暴走を始めた娘にしつけを行うか、葛藤しています(どうしても笑顔の娘を叱れない・・・)

えっ? 理不尽な上司なんていない!?ぜひともその職場から離れないようにしてください。

 

ともかく、大事なのは貴方の抱えた【怒り】があなたに何をもたらすか、です。

前述のように、上司に対する怒りを業務にぶつけ成果につなげる人も居れば、怒りを後輩にぶつけてしまう人もいます。もし貴方の取る行動が後者なら、怒りは貴方に確実に不利益をもたらしていますよね。

つまり、【怒り】の中でも「問題になる怒り」と「良いことに繋がる怒り」があるんですね。

 

問題になる怒り4種類

先ほど紹介した「問題となる怒り」には以下の4つがあると言われています。

どれもイメージしやすいのではないでしょうか。
上司や同僚がこの怒りを抱えている or 抱えやすい職場。それだけでなんとなく働きにくい感じがしてきますよね。

 

皆さんが最近感じた「怒り」も、この中に当てはまっていませんか?

masa同様に心辺りがある人は一緒にこの続きも読んでいきましょう。

なぜ医者にアンガーマネージメントが重要か?

さて、少し時をもどしましょう。
先ほど、【理不尽な上司に対する怒り】に反応した2つの事例を提示しました。
どちらも同じ【理不尽な上司に対する怒り】なのに、前者は成果を出す=利益がもたらされ後者は後輩に当たる=不利益がもたらされていました。

一体何が違うのでしょうか。

それは、与えられた【怒り】に対する受け手、つまり、貴方自身の行動が違うんですね。
前者の貴方は怒りを上手く利用して、仕事に取り組むエネルギーに変えた。
後者の貴方は怒りの手綱を握れず振り回されて後輩に攻撃してしまった。
この二つでは貴方の考え方が違うんです。
この世界では全て周りが悪いのではなく、貴方の考え方が未来の結果に大きな影響を与えています。もちろん、理不尽な上司などいない方が良いのは事実ですけどね。ただ、そうはいってもやっぱり、悪い結果が起きている時、周りだけが悪いのではなく、貴方も悪いんです。「原因自分論」なんて言ったりします。

そうはいってもあいつが・・・

という意見もあると思います。ただ、後に触れますが、アイツの行動を貴方が変えることは不可能です。それなら不可能な事に注目するよりも、確実に変えられる自分の行動に注目した方がいいと思いませんか?
実際怒りに支配されて相手に当たっても何もいいことはありませんからね。

逆に良かったことある方がいればぜひ教えてください。

怒りが呼ぶデメリット

さて先ほど

怒りに支配されても何もいいことはない

と言いましたが、本当にそうでしょうか。少しわかりやすくするために、具体的に怒ってしまうと何がおきるかを列挙してみました。
何度だって言いますが、怒ること=絶対ダメ、というわけではありません。あくまで、上手く怒ることが出来ないとどんなことが起こるか、という視点で列挙しています。
・場の雰囲気が悪くなる
・怒られた相手が萎縮し、傷つく
・人間関係に傷がつく
・怒るためにエネルギーを使うため自分も疲れる
・怒る側も怒られる側もすっきりせず、負の感情はむしろ増大
・周りから短期のレッテルを貼られる

ね?

masaが1人でパッと思いつくだけでこれだけ挙げられてしまいます。ぜひとも怒り「に支配される」のではなく、怒り「を支配して」上手く怒りのエネルギーを使いたいですね。

人はなぜ怒ってしまうのか?

そもそも何故人は怒りを感じてしまうのでしょうか?
最近自分が怒ったことが思いつく人は少し考えて見て下さい。

 

 

 

考えてくれましたか?

原因やきっかけは本当に多種多様だと思います。ただ怒りのきっかけは人それぞれでも、人が「怒りの行動を選択する原因」は大きく以下の2つではないかと言われています。