masaが思う医師以外の親にうまれたデメリット
デメリット1:医療業界のことがまるで情報がない
当然ですが、メリットと逆の話がデメリットになりますね。親が本当に「医療業界・医者社会」について全く知りません。なので、事前情報がないままに飛び込むことになる、という事ですね。
事実、masaも医学部に合格した後に親に、「どこで何をする医者になってもいいよ。全然お医者さんのことが分からないから応援することしかできないけど、ごめんね」と言われました。
masaとしてはそれくらいの方が気持ちが楽でしたが、何も分からない世界に飛び込む、それも医学部は入学=進路の決定に近い進学先なので、高校生の段階で進路を決めることについては負担に感じる人も多いかも知れませんね。
また、大学の進路決定にも重要???なのですが、実は大学毎に得意とする診療科が存在します。そりゃ、当然ですよね。それぞれの大学で在籍している医師の先生は違うわけですからね。
実際にmasaも進学した後で気がつきましたが、やっぱり大学によって独自の授業方法があったり、といった違いもあります。ただ当然、家族に医療者がまったくいないmasaにはそんな情報あるわけもなく。
ただ親が医者だったりすると、「◎◎大学は〜〜先生がいるから」といった情報を選ることができるかもしれません。
まぁ、医学部医学科への進学のハードルそのものが高いですから、そんな余裕のある学生は当然少ないでしょうが(少なくとも当時のmasaでは無理です)
とはいえ、医大や病院の情報をある程度知っていて、アドバイスをもらえる人が身内にいるのはいいことですよね。
デメリット2:いわゆる親のコネが存在しない
デメリット1の延長ですが、やはり医学生となった時に大学の先生や実習先の先生が自分の親を知っていると話が盛り上がります。「あぁ、○○先生のお子さん?」といったように、一気に優しくなる先生も多いです。
もちろん、親の顔が見えるから失敗できない、という様なプレッシャーはあるかも知れませんが。
また、最近はほとんどなくなってきてますが、やはり「親のコネ」というものは狭い医療業界、完全には無くなっていないです。masaが知っている限りでは大学の教授の娘の定期試験のことや、研修病院の理事長の娘がその初期研修(人気病院)に合格したり、など、でしょうか。
そういった(限られた人に与えられる)恩恵は、親が医者でないと得られない恩恵ですね。
デメリット3:教育に関して強要されることはない
これに関しては、先輩医師(完全にお父さん・お母さん世代)の会話を聞いていると痛感します。自分の子が○○時間しか勉強しない、どこどこ先生の息子さんはできがいい、など。そんな会話が繰り広げられる場面によくよく出くわします。
一番衝撃に残っているのは、「うちの子全く勉強しなくて。たった4時間しかしてないんです」と話していた女医さん。息子さん、小学4年生。
・・・そのころ、masaは遊んでしかいなかった自身があります。そして周りの先生も「それは大変だね・・・」という感じで真剣に話を聞いていました。
masaはこんな風にはならないようにしよう、そう心から思った瞬間です。
ただ、逆に言えばそれだけの教育の機会、特に「医師になること=高水準の学業成績」を得られる環境を親に準備してもらえるという点は、親が医師=高学歴が良く働くかもしれません。
医者の子供でなくて、自由にしていいよという環境では、良くも悪くも自分次第、となってしまいますからね。
次のページでは、医者の息子に産まれた友人に聞いた事を少し記事にして、今日の記事は終わりになります。
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