masaです。今日はmasaがかねてから悩んでいた
ジュニアNISAを始めるまでの葛藤について記事にしていきたいと思います。
今日の記事は、
成人前の子供がいて、なおかつその子供が成人するまでに10年以上の期間がある、かつすでにNISAなどを利用していて投資に親しみがあり、更に余剰資金もある。
そんな人にとって今日の記事は参考になると思います。ジュニアNISAは普通のNISAよりも少し特殊な制度と考えてるので、少なくとも「私、投資についてはさっぱりなんですよー」って方が手を出すのはおすすめしません。
ただ、NISAやiDeCoをしっかり活用し、なおかつ更に余剰資金がある(この時点で活用出来る家庭は限られてくると思うのですが)には、ジュニアNISA活用の余地があると思うのでぜひぜひ。
とはいえ、masaも悩みながらジュニアNISAの投資先を検討しており、同じ境遇の方にこの記事が参考になれば、と足跡を残しておきます。
*注意*
ジュニアNISAは2023年で終了が決まっている制度です。この記事作成時点(2022/1)で活用できるのは80万円/年×2年のみです。ご自身の資産状況やお子さんの年齢を考慮して活用ください。
育児を手伝う事で、妻の復職を援助するのも立派な資産運用
ジュニアNISAの前にまずはこちら。積み立てNISAについて
老後の資金にはこちらが最適。iDeCoについて
そもそもジュニアNISAとはなにか
まずはじめに、ジュニアNISAとは、というそもそもの所の解説です。まずNISAとは、金融庁、つまり国の偉い人が
老後の年金を含めて、国が国民全員の資金的援助を行っていくのはそろそろ限界にきつつある。そうだ!これからは国民1人1人に資産形成のため積極的に投資を活用してもらおう!
と考えて導入した制度です。
国民に投資をしてもらうための国を挙げての制度ですからNISAは本当に良い制度で
投資で得た利益にかかる税金(本来は20%)は特別になし!
という破格の制度です。これだけ聞くと
とおもう人もいると思いますが、実は海外の制度「ISA」をぱくっ・・・オマージュしてNipponをつけただけです。有能な制度を取り入れる頭の柔らかさがある、と言えば聞こえは良いですが。
そして、ジュニアNISAはそんなNISAのジュニア版。つまり子供のための資産形成にも是非共投資を活用してほしい!とおもった国が満を持して2016年4月から導入した制度です。
という声が聞こえてきそうですが、実はこのジュニアNISA。以前は使いづらさMaxだったため活用する家庭がめちゃくちゃ少なかったため、2020年のNISA制度の改定によって2023年度をもって新規口座の開設終了が決定しています。ただ、それによって(後で解説しますが)デメリットが消失し、口座開設者が増えた、という皮肉な結果になっていますね。
masa家としてはそのデメリットがあっても開設したかもしれません。むしろ2023年度をもって終了が決まったので、2024年以降に子供が増えたらどうしようかな、と悩む部分もあります。
開設口座が増えたから撤回されないかな・・・むりだろうなぁ。
NISAは金融庁HPでかなり分かりやすく解説されているためそちらを参考にしてください(リンクは
こちら)この記事ではmasaの始めるまでの葛藤や施行錯語が中心になるので。
ではまず簡単にジュニアNISAのメリットから行きましょう。
ジュニアNISAのメリット
メリットは本家のNISAと同じで運用益が非課税になること。積み立てNISAとは違い、購入できる期間は5年間、年間での投資可能金額は80万円/年なので、2024年以降は新規買い付け・口座開設が出来ないために、2022年1月現在の時点では160万円が上限となります。
ただ、運用期間は対象の子供が18歳になるまで非課税で運用が可能(つまり18歳までに増えた金額には税金がかからない!)な点は変わりません。
これが唯一にして最大の、かなりのメリットです。
続いて、デメリットにいきましょう。
ジュニアNISAの(分かりやすい)デメリット
デメリットとしてジュニアNISAは、自分年金を作る為の制度であるiDeCoと似ていて簡単に引き出すことができません。
基本的にジュニアNISAは、【子供のお金を、まだ幼くて投資の判断が出来ない子供の代わりに親が運用する】という前提の制度ですから(ここポイントです!)、勝手に親が子供のお金を動かしてはだめ!という事で資金の引き出しが子供が18歳になるまでは出来なかったんですね。
なにせ、80万円ってかなりの大金です。それが子供が成人(18歳)するまでは容易に動かせなくなってしまうのですが、教育資金としてお金が必要になるのは成人以降だけではありません。子供が高校から私立に行く、留学するなど、まとまった資金に手をつけざるを得ない場面はきますよね。
その時に引き出せないことはないのですが、引き出した時点で税金がかからない、というメリットは消失し、引き出す際の利益に対し約20%の税金がかかる条件で引き出すことになっていました。災害などの非常事態であれば非課税のメリットを適応したまま引き出せるのですが、その特殊性を認定される場面はかなり稀(それこそコロナ禍など)と思われるので口座開設に二の足を踏む人が多かったんですね。
ただこのデメリットは2020年の改訂で消失しました。
落とし穴程度の注意点としては、このデメリットの消失、つまり途中引き出しでも税金が免除されるのは2024年度以降の引き出しの場合ですので、2023年までに引き出してしまうと税金がかかってしまう点は注意です。
とはいえ、この大きな大きな資金拘束のデメリットが無くなったので、駆け足でジュニアNISAを開設しようとしている人(masaも同じタイミングですが)が増えたわけですね。
資産形成への意識が高い人は大絶賛してるけど・・・
さて、このジュニアNISA。たぶんGoogle先生に検索をかけると、絶賛している個人ブログが多いのではないでしょうか。
特に資産形成への意識が高い人で、NISA、iDeCoは既にやってるぜ!という方は、
と大きい声で叫んでる人も多いのではないでしょうか。
ただmasaとしては、万人にお勧め出来る制度ではないのではないか? 一息に飛び込むと少しばかりまずいのではないか?
そう考えるポイントも出てきたので、この記事ではそこにも触れていこうと思います。
ジュニアNISAの(masaが思う)デメリット
なんどもいいますが、ジュニアNISA。非課税枠を大きく使えるのはかなりのメリットです。masaや妻がそれぞれしている積み立てNISAですら、大人1人につき40万円/年までの制限がある非課税枠ですが、ジュニアNISAは80万円/年×2年で160万円も使えます。それが子供の数だけ使えます。
なので、上手く使えれば資産形成に有効なのは間違いありません。ただ、それが【家族の】資産形成に有効か、と言われると少し注意が必要です。
なぜなら、このジュニアNISA。原則、子供の資産形成を大人が代わりにする、という制度です。
基本的に子供が18歳を迎え、成人となるとジュニアNISAは(継続管理勘定に移行した後に(詳しくは
公式HPをチェック!))、
子供のNISA口座(or積み立てNISA口座)に移管されます。
つまり、子供のお金になる、って事です。
ここがmasaの考える落とし穴です。つまり、ジュニアNISAに投資した80万×2=160万円がそっくりそのまま子供の資金になるってことですね。
非課税枠をたくさん使えるのは間違いなくいいことなのですが、全てが子供の資金に移行してしまうため、元々子供に渡そうと思っていた金額よりも160万円が多い場合は、過剰にお金を与えるという意味で子供にとっても家計管理にとっても良いかどうかはかぎりません。
事実、親が子供に与えすぎると子供が弱くなる、っていうのはデータで出ていますからね。
もちろん、子供に大学への進学の教育資金を含めた移乗として、ジュニアNISAを管理するなら話は別ですが(それはそれでリスクのある賭けな気はしますが)。
実際にまだジュニアNISAを使った子が成人したケースが少ないので情報がありませんが、ジュニアNISAの資金、つまり子供に譲った資金を親に戻すとなると贈与税に引っかかってくる可能性があります。ほんと、ややこしい国ですが決まりなので仕方ありません。
つまり、積み立てNISAやインデックス投資と同様に、ジュニアNISAも利用する場合は出口戦略がかなり重要です。何度か登場するフレーズですが、あなたが一体、何のために投資をするのか。そしてそのためにジュニアNISAの活用が本当に必要なのかを考えることが大事になってきます。
特にこのブログを読んでもらう機会の多い医師の方は給料が高額であるため、それだけで下手に投資に手を出さずとも資産形成は容易です(ポイ活はしてもいいと思いますが:詳しくはこちらの記事参照)。
ジュニアNISA → お得 → やります!!
となる前に。下記の質問にしっかりと答えを出してから取り組みましょう。
あとがき
少し長くなったので本日はここまで。
実際masaも開始までかなり葛藤して(妻とも相談して)口座開設、商品選択を行っているので、次回はmasa家の考えるジュニアNISAの目的や選択した商品、証券会社開設前の注意点についてまとめていこうとおもいます。
そう遠くないうちに記事に出来るように頑張ります。ツイッターで更新を報告しているので、興味がある方は
ツイッターのフォローもお願いします。
ではでは。
続きの記事はこちら!
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