こんばんわ。
大分ブログの更新が板に付いてきております!
気づけば連続更新6週目に入りました!
よく
100話がラインになる
って説明してあることが多いので、
ひとまずそこが目標です。
100に到達したら、
可能ならブログ毎日更新は続けた上で
最初当たりの記事を修正したいと思います。
今もまだ慣れていないですが、
最初の時よりは装飾とかになれてきたとこなので。
さてさて。
遂に昨日で「パニック障害」の話は集大成になりました。
読んでもらえたでしょうか?
今日からは新しい「不安」の病気、
強迫症/強迫性障害
について勉強していきます。
この病気についても聞いた事がある方や、
もしかしたら周りにこの病気をお持ちの方もいるかもしれませんね。
masa
一緒に勉強して、理解を深めていきましょう!
前後編に分かれるかどうか、現段階では不明・・・(笑)
では行きますね。
強迫性障害
obsessive-compulsive disorder
強迫性障害の概論
まず、強迫性障害。
どんな病気のイメージでしょうか?
「強迫症」とは、
何かに「強」く、「迫」られる「症状」です。
何に迫られるのでしょうか?
別に誰かに告白されてるわけではありません。
masa
○○をしろ!!
と強要されているのです。
○○についてはご自由に入れてみて下さい。
いや、めんどくさくて放り投げているわけではないんです。
実は、○○に当てはまるのはいくつかあります。
少し例を挙げると、次の様な。
「手が汚れている気がして手洗いをしなくてはしょうがない」
「何かの文字を数えずにはいられない」
「自分の髪を抜きたくてしょうがない」
などなど。
一般的に多いのは
手洗いの回数が多かったり、
家の鍵を閉めたか何度も確認したり
家の鍵を閉めたか何度も確認したり
という人が多いですね。
強迫性障害の頻度
強迫性障害ですが、
僕たち一般内科の外来を受診する人も多いです。
と、いうのも意外にこの病気、頻度が多いです。
生涯有病率、
つまり一生に一度発症するかどうかは2.5%と言われています。
小学校のクラスが40人だとすると、1人はいますね。
大学のクラスが100人だとすると、2〜3人はいますね。
大学のクラスが100人だとすると、2〜3人はいますね。
masa
多くないですか?
実際、masaの大学のクラスにも1人はいました。
もちろんその行動を見ないと分からないため他にいるかは分かりませんが、
2.5%は妥当な数字だと思います。
ただ、注意が必要なのが、
患者さんの多くは
適切な治療を受けるまでに長い時間がかかっていることが多いです。
強迫症患者の2/3以上が15歳以前に発症しているのに、
スムーズに治療を受けられていない現実があります。
もちろん症状が軽い or 患者さん自身がそこまで苦労していない場合は
薬も必要ありません。
ただ日常生活に困っているなら、薬を飲んだりする必要があります。
出来るだけ早く、気づいて上げることが大切です。
強迫性障害の特徴
さて、強迫性障害の特徴ですが。
一言で言えば
極端なこだわりや潔癖症
です。
また、
「そうせずにはいられない/考えずにはいられない」
というような「強迫観念」も特徴です。
それによる「強迫行為」を認めれば、強迫症の診断となります。
masa
今回は「診断」は簡単でしたね。
では、その「強迫行為」
先ほどすこしお話ししましたが、具体的にどんな行為かと言うと。
多いものは英語で3つ。
Washing(手洗い)
Checking(確認)
Counting(数える)
をしてしまうことが多いのが特徴ですね。
そう。
今何気なく言いましたが「してしまう」がポイントです。
長期的に症状が続くと稀に薄れている患者さんもいますが、
「わかっちゃいるけどやめられない
が背景にあって患者さんもその行動が
合理性に欠く(する意味がない)こと
は自覚しています。
なので治療の項目でもお話ししますが
masa
そんなこと気にしすぎだって
というのはダメ。
逆効果です。
そもそも
患者さん自身も「気にしすぎ」なのは分かっている
んですから。
患者さん自身も「気にしすぎ」なのは分かっている
んですから。
☆+α チック症
毎回病気の話をするときに区別が必要な病気を話題にあげていますが。
強迫性障害と、区別が必要な病気はあるのでしょうか?
「診断」がさらっと終わったのですが。
実はあります。
厳密に言えば、「強迫性障害」には違いないのですが、
他の精神疾患が関与している「強迫症」
と言われます。
その病気は「チック症」。
簡単に説明すると、
急に出現する運動や音声がくりかえし、
本人にとってはそれが無意識に出現する病気。
本人にとってはそれが無意識に出現する病気。
運動で多いのはまばたきや首振り、顔しかめなどが多いですね。
そのチックとの合併率としては
実に30%の人が「強迫症」を合併すると言われています。
実に30%の人が「強迫症」を合併すると言われています。
めっちゃ多いですね。
では、なぜこの区別が必要になるのでしょうか。
それは「治療」の項目でお話ししましょう!
はい、ごめんなさい。
例によって、前編・後編、わけることにします。
言い訳をさせて下さい。
治療の項目がめっちゃ多くなったんです。
masa
僕がわるいんじゃないんです。
筆がのったのがわるいんです。
と、言うわけで続きは明日。
強迫性障害の症状・治療。
そして、考えて欲しいことをお話しします。
お楽しみに。
今日のTake home messageはこちら!
☆☆Take home message☆☆ ・強迫性障害は、したくてしてる訳じゃない! ・40人に1人の頻度! ・Washing、Checking、Counting!
あともう一つ!
実は明日、朝にもう一つ記事を投稿します。
タイトルは
医者の読書日記
忙しい業務の合間をぬって読んだ本を紹介していきます。
医療とは関係無い本が多いかもしれません。
お医者さんってどんな本を読んでるんだろう???
少しでも興味がある方は、
朝の7時に投稿予定なので是非チェック!
では、告知も含めて今日の内容は終わりです。
ではまた明日。
お休みなさい。
2019/05/28 masa
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